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「猫の王様」と呼ばれているチンチラは人気の絶えない猫種です。しかし、命ある生き物なので糞尿問題は付き物です。
猫のお世話においてトイレの始末はとても重要です。汚れが原因で飼い猫がトイレを気に入らなければ、トイレ以外の場所で粗相をすることも珍しい話ではありません。
猫の中でもチンチラ等の長毛種はマイペースで少し頑固な性格もあり、短毛種と比べてトイレトレーニングに少し時間が掛かります。それでは、どの様な対処をすればトイレトレーニングがスムーズにできるのでしょうか。
環境にこだわるチンチラには、落ち着いて用を足せる場所にトイレを設置しましょう。理想的な環境は臭いがこもらない風通しの良い、静かで少し暗い場所です。
適当な場所が無い場合は人通りの少ない窓際に設置し、家具や段ボールで目隠しするのも1つの方法です。大好きな飼い主さんの近くで過ごしたい気持ちがあっても、トイレは静かに一匹で使いたいものです。
またトイレの数は1匹に対してプラス1と考えて下さい。チンチラのように少しトイレトレーニングが難しい猫種には通常より多めにトイレを用意し、いずれはその子が好む場所のみに設置しましょう。
トイレの場所が決まったら好みの猫砂を選びます。猫は用を足した後は、砂や土で隠す習性があります。市販されている猫砂には様々な種類があるので、飼い猫の好みの猫砂を知るためには複数の猫砂を試して下さい。
また市販の猫砂を好まない猫もいます。その場合、新聞やチラシを細かく切った代用品を好むケースが多いです。紙は柔らかいので、隠す際に足の負担にならない上、インクの匂いが尿意を誘います。
しかし新聞やチラシでは処理も大変な上、猫の足先が汚れてしまいます。そのため、少しずつ市販の砂を新聞紙等に混ぜ、猫砂の量を増やしていくと市販の猫砂でトイレができるようになります。
トイレの設置場所も決まり、いよいよチンチラの子猫を家族に迎える時が来ました。子猫は大体2~3ヶ月で母猫から離すことが出来るため、この時期のチンチラの子猫に行うトイレトレーニングをご紹介します。
トイレトレーニングを上手に覚えさせる1番の方法は、キャットケージに入れることです。部屋に比べて狭い場所は寝床からトイレまでの位置が近いので、トイレに間に合わず漏らしてしまう心配がありません。
また、子猫にとって人間が過ごしている部屋は広過ぎるため、トイレの場所が認識できない可能性が非常に高いです。そのため、キャットケージの中でトイレを覚えさせてから、部屋の中で自由に過ごさせてあげましょう。
そしてチンチラの子猫が同じ場所をウロウロしたり、匂いをしきりに嗅いだりしている場合は、自分の排泄物の匂いがする猫砂を設置したトイレへ連れて行きましょう。その場所でトイレをする様になります。
子猫は新しい家に慣れ始めると、部屋を冒険しに出掛けます。しかし前述でも少しお話しましたが、子猫に計画性は無いのでトイレのある場所まで間に合わず、トイレではない場所で用を足してしまうことがあります。
そのため、子猫がトイレに慣れていない時期は飼い主さんが常にトイレシートを用意し、子猫が床の匂いを嗅いで何かを探している仕草をしたら、事前に用意したシートの上でトイレをさせましょう。
またカーペットやフローリング等、トイレではない場所で排泄をした場合、一言だけ注意をして、粗相した場所に臭いが残らない様に掃除をしましょう。清潔に掃除した後は物を置くと子猫はその場所をトイレと勘違いしません。
そして注意をする時は、決して大声で怒鳴ってはいけません。子猫に恐怖感を与えると、用を足す行為が叱られる対象と勘違いをし、陰で粗相をしてしまいます。また叩く、蹴る等の体罰は厳禁です。
チンチラに限らず子猫は人間と生活するためのルールを知らないので、飼い主さんは根気強く教えてあげましょう。特にチンチラの子猫は頑固で愛想が無いので、可愛げが無いと思われがちです。
相手は小さな子猫という事を忘れずに、寛大な気持ちでトレーニングをしてあげて下さい。
飼い猫のチンチラが問題なくトイレで排泄をしていたのに、突然粗相をすることがあります。その場合、トイレ環境、精神的ストレス、健康面の3点を考えてみましょう。
チンチラはマイペースで繊細な品種です。トイレが汚れていたり位置が変わっていたり、見慣れない物があったりするだけでもトイレを使わなくなります。突然粗相をしたら、まずはトイレ掃除をして環境を見直して下さい。
それでも粗相が直らない場合は、飼い主さんが知らない内に寂しい思いをさせている可能性があります。成猫になるとあまり遊ばないチンチラですが、家庭内のちょっとした変化も敏感に感じ取ります。
多忙を理由に飼い猫を一匹で過ごさせていたり、一緒にいても相手をしていなかったりしていないか、飼い主さんの行動を振り返ってみて下さい。
また病気や老化によって頻尿になり、粗相が多くなる場合もあります。主な病気は以下の4種類が考えられるので、飼い猫に該当する習慣や症状がないか、確認してみて下さい。
猫の糖尿病は人間の糖尿病とよく似ており、インスリンが出ているが体が反応を示さないことにより引き起こされます。そして主な原因も肥満や運動不足、食生活の乱れ等、人間と大差ありません。
しかし人間が雑食であるのに対し、猫は肉食であるため対処法は異なります。市販のキャットフードは穀物が主原料となっているフードが多く、肉食動物である猫にとっては消化に時間が掛かり、身体に負担を掛けてしまいます。
そのため、プレミアムフードと呼ばれる肉が主原料となっているフードを選ぶと良いでしょう。さらに、野生により近いフードを与えるなら、赤身肉だけでなく内臓や血液も含まれているウェットフードが良いでしょう。
この様なフードは猫本来の食生活に近く、水分量も多いので、あまり水を飲む習性が無い猫にも適しています。但し、ウェットフードは歯垢や歯石の原因になりやすいため、歯磨きやガムで口内ケアをしてあげましょう。
腎不全とは腎臓の機能が低下する病気です。腎臓は体内の老廃物を浄化したり、体外へ排出したりする働きがある臓器です。健康な日常生活を送るためには決して衰えてはいけない大切な働きをしています。
しかし、あまり水を飲む習性が無い猫にとっては非常に深刻な病気であり、気付きにくい病気でもあります。初期症状としては多飲多尿が見られるため、飲み水の減り具合や尿の薄さ等を日頃から観察することがとても大切です。
また15歳を超えると発症率が急激に高まり、3匹に1匹の割合で慢性腎不全となります。6歳を境に徐々に発症する猫が増える病気なので、猫を飼う上では知っておくべき病気の1つです。
尿崩症とは尿が出続ける病気です。その仕組みは、脳下垂体(のうかすいたい)を通して分泌される、尿量を調整する抗利尿ホルモン(こうりにょうほるもん)が正常に働かなくなり、引き起こされます。
主な症状は多飲多尿のため、腎不全と勘違いをして動物病院へ駆け込む飼い主さんも多いのですが、その多くは腎不全により併発しているケースが多く、この様な場合は腎性尿崩症(じんせいにょうほうしょう)と呼ばれます。
甲状腺機能亢進症とは肥大した甲状腺により甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、心臓をはじめ、多くの臓器に影響を及ぼす病気です。またその原因は分かっていません。
外科手術により甲状腺を切除する場合もありますが、甲状腺機能亢進症を発症するのは10歳を超えた猫に多く、麻酔や手術に耐え得る体力が無く、麻酔から目覚めることができない可能性があるため、薬による治療が一般的です。
猫が掛かりやすい病気の場合、頻尿や粗相の他に、水を多量に飲む行動も見られるため、飼い猫の状態をよく観察して下さい。
猫は6歳を迎えるとシニア世代に相当します。チンチラは短毛種に比べてあまり運動をしないため、足腰が弱くなりがちです。そのため普段使っているトイレの高さが負担になります。
最近では猫砂の飛散を防止するため、高い位置に設置されたトイレの入り口から下へ入り込むタイプや、ステップが高い位置にあるトイレもあります。しかし6歳を超えている猫には過酷な仕様です。
そのため、シニア世代の猫には、スロープ型のトイレや子猫用のステップの低いトイレに切り替えることをおすすめします。
また加齢に伴い、トイレが近くなり間に合わない場合があるため、トイレの数を増やしたり、既にお持ちのトイレの入り口にスロープを作ったりする等、猫が使いやすくなる工夫をすると良いでしょう。
トイレトレーニングをスムーズに行うためには、その子にあったトイレグッズを見つけなくてはなりません。
筆者は猫を多頭飼いしていますが、猫達の好むトイレグッズと筆者が負担にならないグッズに決めるのに苦労しました。それは猫達1匹ごとに性格や体格が違うため、適したトイレが異なるためです。
現在ペットショップやホームセンター等では、鉱物製や紙製等の猫砂が多く販売されています。中でもチンチラは室内飼いが多く足の被毛も長いので、砂が飛び散らず、臭いをしっかり吸収してくれる砂がおすすめです。
以下では筆者の体験に基づき、主に販売されている「鉱物」「紙」「化学物質」「木製」の4種類の猫砂とトイレシートを具体的な商品と共にご紹介します。
どれもチンチラに使わせることができる猫砂なので、飼育しているチンチラの性格に合った猫砂を探してみて下さい。
参考:http://pet.unicharm.co.jp/deotoilet/lineup/sand/
この商品は、現在筆者が飼育している猫達に使用している猫砂です。頭数が多いので、木製や紙製ではおしっこや湿度等によって猫砂が直ぐに柔らかくなるため、この砂に落ち着きました。
システムトイレに使用するタイプのため、おしっこを吸い込んで膨張したり固まったりすること無く、トイレの下に敷いたトイレシートにおしっこが吸収されます。またうんちで汚れた猫砂はすのこ状のスコップで取り除きます。
猫砂の取り替えのペースは、筆者の場合は月に1度、全部取り換えています。しかし1匹で飼育していた時は、1ヶ月に1回のペースで猫砂を捨てることは使える物を捨てている様で勿体ないと感じました。
非常にコスパが良く、使い勝手の良い商品ですが、素材が鉱物なので持ち運びが重いのが難点です。
参考:http://www.lion-pet.jp/product/sanitary/sanitary_otya.htm
この商品は、以前2匹の猫を飼っていた時に使用していた猫砂です。臭いを抑える効果があり、濡れた部分は緑に変わって固まります。また燃えるゴミとして捨てられる上、持ち運びも楽でした。
しかし、筆者が飼育している猫の中に掘る行為が好きな猫がいたため、足の裏に濡れた砂を付けて部屋中を歩かれ、部屋の掃除に苦労しました。そのため、あまり猫砂を掻かない猫におすすめします。
参考:https://earth-pet.co.jp/products/4973293001268
乾燥剤で有名なシリカゲルでできた猫砂です。粒が細かいため、筆者の飼い猫は喜んで使っていました。また排泄物の臭いを抑える上、軽くて運びやすく、処理も簡単なので管理がしやすいです。
しかし猫砂が丸いため、猫が猫砂を掻く際の飛び散りが気になりました。また猫砂が黄色くなるため、不潔な印象を受ける上、ポロポロした猫砂なので取り替え時が分からない点もマイナスの印象を受けました。
参考:https://www.kao.co.jp/nyantomo/lineup/chip/
この商品は木製の猫砂です。大きさは「大きめ」「小さめ」「極小」の3種類があり、猫の好みによって選ぶことが出来ます。安価な木製の猫砂は水分を吸収しやすく、ドロドロになりがちですが、この猫砂なら心配無用です。
消臭性に優れ、新しい砂を取り替えた時は針葉樹の良い香りがします。しかし多頭飼いの場合は、使用開始から2週間足らずで砂が膨張してしまうこともあるので、取り換え時期が早く、経済的な負担になるでしょう。
参考:http://pet.unicharm.co.jp/deotoilet/lineup/sheet/#tab-03
このトイレシートは1週間取り替えいらずの優れたシートです。システムトイレでトイレシートを使うと飼い猫の尿チェックも出来るので健康管理がしやすく、おすすめです。
但し、1週間取り替えいらずのトイレシートにおいて注意すべきは、吸収力を過信しておしっこがトイレシートから漏れてしまうという点です。その原因は1匹飼いをしている家庭を対象とした目安のためです。
筆者の様に多頭飼いをしている場合は2~3日を目安に交換しましょう。またシートの下には新聞紙を敷き、健康チェックのため、こまめにおしっこの点検をすることをおすすめします。
猫は糞尿を隠す習性があるため猫砂が一般的に使われていますが、中には砂をあまり掻かない猫もいます。筆者が飼育している猫の中には砂に触りたくないためか、トイレの淵に4本足を乗せながら用を足している猫もいます。
この様にあまり砂に執着していない猫や嫌っている様子が見られる猫には、犬の様にトイレシートだけでトイレを用意する方法があります。この方法であれば、猫砂という面倒なグッズが無くなり、トイレの処理も簡単です。
但し、無理にトイレシートへ切り替えると粗相をする可能性があるため、少しずつ慣れさせて下さい。
また、トイレシートはワイドサイズを使用すると掃除の回数が減らすことができます。しかし、猫の鋭い爪でシートを引掻くと中身のポリマーが出てしまうので、トイレを清潔に保つためにはレギュラーサイズがおすすめです。
そして猫砂からトイレシートに切り替える方法は、以下の手順を参考にして下さい。筆者はこの方法を実践した結果、トイレシートの上で排泄する猫もいました。
まずは浅めのプラスチック製の箱を用意し、その上に新聞を敷きましょう。
プラスチック製の箱の上に直接、トイレシートを敷いても問題ありませんが、筆者の飼い猫は新聞の上で粗相をしたことがあったので、トイレと理解させるために敷きました。
続いて、手順1で準備した容器の上にトイレシートを敷きましょう。
飼い猫が体重5㎏以上の場合は、吸水性の高い丈夫なシートがおすすめです。筆者はスーパーで売られていた最安値のトイレシートを敷いたところ、猫がシートを掻いた際に中のポリマーが出てしまいました。
手順2で準備したトイレの上に猫砂を敷きましょう。
今までトイレにあった猫砂を突然無くすと、猫は新しいトイレをトイレと判断できません。そのため、最初はトイレシートの上に猫砂を乗せ、排泄物と一緒に取れる砂を片付けながら、徐々に猫砂を減らしましょう。
少しずつ環境を変えていけば、自然にトイレシートをトイレとして使うようになります。ポイントは時間を掛けることです。猫は成長するほど順応性が低くなるため、環境を急に変えてはいけません。
チンチラを飼うにあたって重要になるトイレ問題ですが、そもそもチンチラの糞尿はそれほど臭うものなのでしょうか。
チンチラを飼っている人の中には、「うちの子はそれほど臭わない。」と話す飼い主さんもいます。しかし、それはチンチラという品種が理由ではなく、食べ物に関係しています。
猫の祖先は水気の無い砂漠地帯に住んでいたため、尿は少ない上に濃く、それに伴い臭いも強烈です。犬や人間の糞尿も臭いますが、猫の糞尿はツンと鼻に突く刺激的な臭いがします。
またチンチラに限らず猫の糞尿が臭い理由は、マーキング方法にも原因があります。単独動物の猫は捕食となるネズミや小鳥等の小動物に姿を見せてはいけません。そのため、体臭はあまりしません。
しかし繁殖を理由に仲間に存在を知らせる必要があるため、強烈な匂いを発するマーキングをします。そのため不妊手術をしていない猫の場合、発情期に行うマーキングの匂いは非常に臭いです。
室内で暮らしているチンチラは大人しく、マーキングの必要もありません。それではなぜ、糞尿の臭いが強烈な猫がいるのでしょうか。それはキャットフードに関係があります。
肉食動物である猫は動物性たんぱく質が栄養です。しかしキャットフードの中には穀物が含まれているフードもあり、本来口にしない穀物を消化する能力が乏しいために消化不良を起こします。
その結果、腸内環境が悪くなりアンモニアやガスが溜まって臭くなります。また品質の悪いフードでは、腸内に悪玉菌が増えて臭いの原因になります。
飼い猫の食事は、動物性たんぱく質を意識して良質なフードを選びましょう。また、乳酸菌入りのレトルトフードも販売されているので、糞尿の臭いが気になる飼い主さんは試してはいかがでしょうか。
前項にて飼い猫の食事内容によってうんちの匂いが臭くなる原因について解説をしましたが、猫のおしっこはうんちとは比較にならないほど臭うことがあります。
それは先祖由来の原因もありますが、猫のおしっこに含まれる成分は他の動物には無い「フェリニン」というアミノ酸の一種が含まれています。この成分は、空気に触れると悪臭を放ちます。
フェリニンは、普通の排尿よりもマーキングのために排泄されるおしっこに多く含まれています。そのため、猫の放つ尿がいつもより臭う場合は、マーキングにより生成されているおしっこと判断できます。
マーキングの匂いは、なかなか取り除くことが出来ません。その場所が取り除けるカーテンやクッション等であれば、思い切って捨ててしまう決断もあります。しかし、カーペットや壁は捨てることが出来ません。
このような場合、スチームクリーナか熱湯を掛けて冷めてから拭き取り、クエン酸液を吹き掛ければ臭いが落ちます。クエン酸が無い場合は、お酢やレモンでも代用できます。
またマーキングをする一番の原因は、去勢をしていない事です。繁殖の目的が無ければ、男の子は去勢をしても良いでしょう。マーキングをしなくなり、発情期の問題行動も無くなります。
猫のトイレの形状はオープンタイプやドームタイプ等があります。どのタイプも使った後は素早くスノコ状になった専用のスコップで処理しましょう。
また仕事で家を空けている時間が長い飼い主さんはトイレの数を増やして対処をして下さい。そして1日1回は必ず掃除をして下さい。汚いトイレは粗相の原因になります。
また掃除をした後の猫砂は平面にならします。これは猫にトイレがキレイだと知らせるためです。猫はキレイ好きな動物なので、人間が想像する以上にトイレの清潔さを確認しています。
トイレ内できちんと用が足されたら、キレイに片付けてあげましょう。
固まるタイプの猫砂を使用している場合、排泄物と一緒に取れた余計な砂を振るい落とし、固まったおしっこの部分やうんちを処理しましょう。
システムタイプのトイレの場合は、固まるタイプの猫砂同様に排泄物だけを処理し、トイレシートは尿が溢れる前に処理して下さい。
使用済みの猫砂は地方自治体の処理方法に従って処分してください。
トイレに流せるタイプの猫砂であっても、地域によっては猫や犬の糞尿をトイレに流してはいけない場合があります。そのため、猫の排泄物を捨てる際は自治体のホームページやパンフレットを確認しましょう。
毎日トイレ内の処理をしていても、うんちやおしっこの汚れがトイレ本体にこびり付き、取りきれない場合があります。そのため、月に1度はトイレ本体を洗うようにしましょう。
洗い方はトイレ本体に水やお湯を掛けて汚れを浮かし、植物性のペット用洗剤でスポンジ洗いをします。トイレに傷を付けると、その部分に臭いが残るので注意しましょう。
また人間のトイレ用洗剤や中性洗剤を使用する場合、柑橘系の匂いや成分が含まれた物は避けましょう。猫は柑橘系の香りを嫌うため、トイレに近付かなくなります。
洗い終わったら日干しをします。日光には消毒作用があるので、タオルや雑巾で本体を拭くより清潔です。またトイレを日干ししている間の臨時用トイレとして、トイレ本体の予備を用意して下さい。
トイレの粗相が原因で動物シェルターに引き取られる子もいます。飼い猫がトイレを上手くできていないとしても、原因と対策を考えて気長に付き合って下さい。