ボルゾイの病気・ケガ・性格を解説

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ボルゾイがかかりやすい病気やケガから、性格や体の特徴なども確認していきましょう。

ボルゾイの特徴

ボルゾイの歴史

ボルゾイの先祖犬は諸説ありますが、かなり古い時代のサイトハウンドと、ロシアに土着していた猟犬の交雑であるといわれています。

11世紀、フランス王アンリ1世は再婚相手として嫁いだロシアのキエフ大光の娘アンナが、嫁入りの際に連れてい3頭の護衛犬は「ロシアのグレイハウンド」と呼ばれ、その要旨はボルゾイによく似ていたと伝えられています。

13世紀頃の初期のボルゾイはうさぎ狩りの猟犬でしたが、所有者の王侯貴族らが大きな獲物を狙うようになると、ロシアン・シープドッグなどを交配して大型化され、オオカミ狩りの猟犬としても働くようになりました。

オオカミ狩りでのボルゾイは「ロシアン・ウルフハウンド」の名で呼ばれるようになり、王侯貴族の間でのみ飼育することが許される高貴な犬となりました。

1650年、ロシアではオオカミ狩りについての書物の中で、ボルゾイの最初のスタンダード(犬種標準)に言及されたようですが、この当時はまだ、ボルゾイには大きな毛色、骨格などの特徴が異なるいくつかのタイプがありました。

やがて、1917年にロシア革命が起こると、諸外国での歴史がそうであったように、王侯貴族の飼育する高貴な犬であったボルゾイたちは、封建国家の象徴であり贅沢品として殺されてしまったとされています。これについては別の話として、愛犬が共産主義者の手で殺されることを恐れた貴族たち自らがとどめを刺したというエピソードも伝えられているようです。

迫害されたボルゾイを復活に導いたのは、ロシアからイギリスやアメリカの上流階級に贈られていたボルゾイたちの末裔でした。イギリスには1組のつがいがビクトリア女王に、また1組を後にエドワード7世となる皇太子に贈られており、その優雅な美しさがドッグショーで評判になり、エドワードの妻、アレクサンドラ王妃はとりわけこの犬種を気に入っていたと伝えられています。

1892年にはボルゾイクラブが設立され、アレクサンドラの命によりニューカッスル公デューク氏夫妻が初代の総裁につきました。

イギリスケネルクラブへの登録は1914年でしたが、アメリカンケネルクラブでは少し早く、1892年登録されています。この当時の登録名はまだ「ロシアン・ウルフハウンド」でしたが、1936年になってボルゾイと正式に改められました。

現代のボルゾイたちは、美しく高貴な姿で世界中のドッグショーに出陳されているほか、、ルアーコーシングを使ったドッグレースで使われるなど、ハウンドドッグとしての性質の保存も行われているようです。

犬名の「ボルゾイ」とは、「俊敏(Borzoi)」を意味する言葉で、その名の通り走るのが大変速く、走行速度は50km/hとされています。

ボルゾイの大きさ・見た目

ボルゾイは流線型の骨格に長い口先の頭蓋骨持ち、大型で垂れ耳、豊かな被毛が特徴的な犬種です。

細くもがっしりとした骨格と筋力を持ち、優雅で気品のある歩様を見せますが、脚力が強く、脚が非常に早いほか、強いあごは獲物をしっかりと捉えます。

ボルゾイは立ち上がった状態なら2メートルになる超大型犬です。

体高はオス75~85cm、メス68~78cm、体重はオス34~48㎏、メス26~40㎏、平均寿命は7~10歳ほどです。

ボルゾイの性格

ボルゾイは非常に落ち着いた性格で、さりげなく人のそばにいることが好きな犬です。

ただし、外では自慢の脚力を活かして野生に帰ったように駆け回る面をみせたりとギャップが大きい犬でもあります。

独立心旺盛でしっかり者ですが、繊細な面ももちあわせているので、しつけの面で注意が必要です。

忠実で頭が良く、大人しいため、子どもや先住犬とも仲良く付き合えるタイプの性格をしています。

しかし、社会過不足や愛情不足だと他人に対して警戒心が強く神経質になるなど、飼い主の育て方や接し方が正確に影響を与えることもあります。

また、外に出ればサイトハウンドの血が騒いで、通りかかる小動物や時には他犬に対してまで猟欲を見せることがあります。本来は好奇心が強く、遊び好きなので、きちんとけじめをつけないと、遊び相手を格好の獲物としてしまうため注意が必要です。

ボルゾイを飼うときの注意点

ボルゾイは大型犬なので、多量のドッグフードが必要になります。

ドッグフードも良質なものを与えなければならないことを考えると、餌代はかなり高くなるということを覚悟しておきましょう。

毎日年齢にあった1日に必要なフード量を2回に分けて与えます。フード内のガスを抜くために、スプーンなどで潰してから与えるのもおすすめです。

2回に分けて与えること、餌のガス抜きを行うことで、胃腸への負担を減らすことができます。

ボルゾイは極寒の土地で広大な場所を獲物を追って駆け回ってきた犬種なので、飼育環境にはそれなりのスペースと徹底した温度管理が必要となります。

基本的には室内で、自由に庭など広い場所に出られるようにするのがオススメで、温暖な地域なら冬場に温かい犬小屋があれば屋外飼育も可能ですが、夏場は注意が必要となります。日本の高温多湿な環境はボルゾイにとってストレスになるので、特に夏は温度管理を徹底しましょう。

部屋の中ではおとなしくマナーの良いボルゾイですが、突発的に走り出すこともあるので、ケガをしそうなものはボルゾイのいる部屋から出しておきましょう。

散歩については毎日運動の時間を確保する必要があります。

2時間ほどの長めの散歩に加えて、ドッグランなど広い場所でのダッシュやボール遊びなど、激しい運動の時間も取りましょう。

外で駆け回る際も、ボルゾイは運動不足に陥るとストレスを溜めてしまいます。ストレスは犬の情緒を不安定にし、神経質で攻撃的になり、しつけがうまくいかなくなる原因になるため、運動は必要不可欠となります。

被毛の手入れは週2~3回のブラッシングを行いましょう。できれば毎日、被毛の状態をチェックできると尚良いです。

オスの被毛の方が比較的多く、換毛期には大量に毛が抜けるので、ブラッシングの回収を増やして対応していきましょう。

ブラッシングはコミュニケーションにもなるので、沢山してあげることで、信頼関係を築くきっかけにもなります。

ボルゾイのしつけは子犬の内から根気よく人間のルールを繰り返し覚えさせる必要があります。

走れば最高速度50kmあり、咬む力も強い犬なので、室内外で飼い主がきちんとコントロールできるようにしつけが必須となるのです。

しつけを行う上で、怒りながらのしつけを行うと神経質な面のあるボルゾイはストレスを感じてしまうことがあるので、叱るよりも褒めて伸ばすことを意識していきましょう。

飼い主が褒めると、ボルゾイは飼い主を喜ばせたことを覚え、更に飼い主を喜ばせようと頑張ってくれます。

ボルゾイの優しい性格に向き合い、しつけを進めていくことがおすすめとなります。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演