2025年3月開業!新横浜病院プロジェクト④ 医療機器のご紹介「眼圧計」

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こんにちは。

アニホック動物医療センター新横浜病院の準備もいよいよ大詰め!現在、スタッフ研修の準備を進めており、開院に向けてしっかりと体制を整えています。皆さまに安心してご来院いただけるよう、スタッフ一同、しっかりと準備を整えてまいります。さて、2月は花粉の飛散が始まる時期でもあります。実は、ワンちゃんやネコちゃんも花粉によるアレルギー症状を起こすことがあります。目の充血や皮膚のかゆみ、くしゃみが増える場合は、アレルギーの可能性も考えられるため、症状が気になる場合は早めにご相談ください。

さて今日は、ペットの目の健康を守るために使う「眼圧計」という道具についてお話しします。この道具は、主に「緑内障(りょくないしょう)」という病気を調べるために使います。緑内障は、目がとても痛くなってしまう病気で、早く気づいて治療を始めることがとても大事です。

眼圧計ってなに?

眼圧計というのは、目の中の「圧力」を測るための道具です。みんなは病院で目の検査をしたことがありますか?人の場合、機械の前に座って、顎(あご)を乗せてじっとしていると「プシュッ」と空気が目に当たる検査がありますよね。それも目の圧力を測る方法のひとつなんです。

でも、動物の場合は少し違います。動物たちはじっとしていられないことも多いので、私たちは目の表面に小さな機械の先を軽く当てて、その跳ね返りから目の圧力を測ります。この方法は痛くないので、動物たちも安心して検査を受けられます。

緑内障ってどんな病気?

緑内障という病気は、目の中の圧力が高くなってしまう病気です。目の中にたまりすぎた水分が原因で起こることが多いんですよ。この病気になると、目がとても痛くなったり、不快な症状が出てしまいます。

ワンちゃん(犬)では、緑内障が時々見つかります。たとえば、生まれつき緑内障になりやすい犬種もいます。それから、ほかの目の病気が原因で緑内障になることもあります。そのため、どんな犬でも緑内障になる可能性があります。

緑内障を早く見つけることが大事

緑内障は放っておくと、目が見えなくなってしまうこともあります。そして、病気が進むスピードがとても速いことがあります。たった2、3日で症状が悪くなることもあるんです。だから、「ちょっとおかしいな」と思ったら、すぐに動物病院に相談してください。

たとえば、こんな症状が見られたら注意してください。

  • 急に目を開けづらそうにしている
  • 涙がたくさん出る
  • 目やにがいつもより多い
  • 目が赤くなっている
  • 目を気にして足でこする

これらの症状は、緑内障だけでなく、ほかの目の病気のサインでもあります。目の病気は早めに対処することで、治りやすくなりますよ。

眼圧をコントロールして不快を減らそう

もしペットが緑内障になってしまった場合、目の圧力をコントロールすることが大切です。目の圧力を下げる薬を使うことで、ペットの痛みや不快感を減らしてあげられます。また、必要に応じて手術を行うこともあります。

動物たちは「痛いよ」と言葉で教えてくれません。でも、飼い主さんが普段からペットの様子をよく観察していれば、小さな変化に気づいてあげることができます。たとえば、「最近、目が少し赤い気がする」とか「涙が多いな」と思ったら、それが病気のサインかもしれません。

ペットの目を守るためにできること

ペットの目の健康を守るためには、定期的に動物病院で目の検査を受けることが大切です。特に、目の病気になりやすい犬種を飼っている場合は、定期検査を習慣にするのがおすすめです。

また、日常生活の中で次のことに気をつけましょう。

  1. 目をこすらないようにする
    ワンちゃんやネコちゃんが目を足でこすっているときは、目に違和感があるかもしれません。こすらないように注意してあげましょう。
  2. 清潔を保つ
    ペットの目の周りをいつも清潔にしておくことで、感染症などのリスクを減らすことができます。
  3. 紫外線に注意する
    強い日差しはペットの目にも悪影響を与えることがあります。日差しの強い日は、直射日光を避けるように工夫しましょう。

最後に

ペットは家族の一員です。だからこそ、彼らの健康を守るために、私たちができることをしっかり考えていきたいですね。目の病気は早く見つけてあげることがとても大事です。いつもと違う様子が見られたら、できるだけ早く動物病院に相談してください。

ペットの目が健康でキラキラ輝いていると、飼い主さんもうれしくなりますよね。みんなの大切なペットが、いつまでも元気で過ごせるように、私たちも全力でお手伝いします!

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演