犬の眼瞼炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の眼瞼炎の症状

犬の眼瞼炎(がんけんえん)とは、眼瞼の周辺に炎症が発生した状態のことです。

主症状は、目の周りが赤く腫れる、目の周囲の脱毛、前足で目をこすりたがる、目の周囲が化膿する、まばたきが多くなる、涙が多くなるなどが挙げられます。

犬の眼瞼炎の原因

原因は様々ですが、主に「瞼への外傷:トゲが刺さったり、虫刺され、火傷するなど」「瞼の異常:先天的、後天的の異常が瞼にあると炎症の引き金になります。具体的に眼瞼内反症、眼瞼外反症、逆さまつげ、兎眼など」「基礎疾患:他の疾患に引き続く形で発症することもあります。具体的に結膜炎、角膜炎、ドライアイなど」「病原体への感染:真菌(皮膚系状菌)、細菌、寄生虫(ヒゼンダニ、ニキビダニ)への感染が発症原因になることもあります」などが挙げられます。

犬の眼瞼炎の治療・予防

基本的に点眼をして炎症を抑える方法を取りますが、症状を引き起こしている原因に応じて変わる為、他の疾患によって引き起こされている場合は、根本的な原因となっている基礎疾患への治療が優先され、感染症が疑われる場合は抗生物質や抗真菌薬を投与し、犬が目をこすろうとする場合はエリザベスカラーを装着してそれを防ぐなどが挙げられます。

眼瞼炎を予防することは困難ではありますが、不可能ではないので寄生虫や細菌への感染に注意したり、犬の瞼に異常が現れやすいのは早朝が多い為、確認し次第早急に動物病院に連れていくことで、早期治療を望めます。

犬の眼瞼炎において特に大事なことは発症した原因を特定し、それに応じた適切な治療をしてあげることなので、自分で判断せずに動物病院にきちんと行くようにしましょう。

なりやすい犬種(好発犬種)

特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演