ヒョウモントカゲモドキの異物誤飲
動物種:ヒョウモントカゲモドキ
年齢:0y11m
性別:メス
主訴
5日前より食欲がなくなってしまった、鼻が詰まっている
身体所見
CB個体(スーパーマックスノー)、体重:66.4g、BCS:3
視診:鼻孔狭窄
触診:消化管の張り
検査内容
レントゲン検査:消化管内に床材(ソイル)を確認、明らかな閉塞初見はなし
血液検査:未実施
診断
異物誤食(床材)
治療方針
消化管粘膜保護薬および消化管機能改善薬の投与、温浴指示、抗生剤点鼻
→Day4に床材を排出し、治療終了
コメント
ヒョウモントカゲモドキの飼育用床材を誤飲するケースは比較的多くあります。床材は温度・湿度など飼育環境を適切に管理するために重要にものになりますので、慎重に選んでください。
今回は誤飲した床材の量が少なかったため、内科療法にて治療できましたが、多量に床材を飲み込んでしまった場合は、外科手術を行い異物の除去をすることもあります。