ユーラシアワシミミズクの肝炎
動物種:ユーラシアワシミミズク
年齢:7y10m
性別:オス
主訴
2週間ほど前から食欲不振があり、体重減少がある。
身体所見
CB個体、体重:1.79kg、キールスコア:2~3
視診:元気消失
触診:やや削痩
検査内容
レントゲン検査: 明らかな異常所見なし
血液検査:ALT・TBIL上昇
超音波検査:肝臓領域高エコー所見
診断
肝炎
治療方針
肝庇護薬の投与、強制給餌
→Day8に食欲が改善し始め、Day15に治療終了
コメント
鳥類(猛禽類)の肝炎は、比較的多くみられる病気の一つです。原因は細菌やウイルスの感染、毒素の摂取、外傷、餌の不適切など様々な理由がありますが、特定することが困難なことが多い病気です。