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猫のご飯に関しての問題で、飼い主が頭を悩ませるのは猫が催促してくることになります。基本的に猫はお腹が空いた時には飼い主の状況がどうであろうと催促してきますので、寝ている時に起こされてしまう事がありますし勉強や料理の最中でも構わず鳴いたりします。
そして時には飼い主に飛び掛かったりなど危険を伴う行為をする猫もいますので、できればこのご飯の催促と言う物はさせないようにした方が良いとされています。ただその為には飼い主に努力や根気などが要求されますので、一日や二日でしつけられるような問題ではないと言えます。
しかし自分の健康や猫の安全を守る為にも必要な事になりますので、要点を押さえて効率的にしつけていくことが重要になります。
目次
まず猫に催促された時に、言われるがままご飯を与える事は絶対に避けるべきだとされています。猫が催促した時にご飯を与えてしまうと、猫は自分が催促すればご飯が出てくると認識してしまいます。そうなると時間を問わずに催促するようになってしまいますし、それに従ってご飯を与えていると猫の健康にも悪影響が出てきます。
なので猫が催促してきても無駄だと理解させるために、徹底的に無視する事が重要になります。例えば寝ている時に上に乗られても起きてはいけませんし、どれだけまとわりつかれてもご飯を与えてはいけません。
この方法は猫を飼っている方にはやや辛い事もありますが、結果的には自分自身と猫の為になる事なので可哀想だと感じる部分もありますが実践した方がメリットは大きくなると言えます。
ただし、この時には怒る事は良くないとされています。催促に対して怒ってしまう事はご飯を食べたら怒られると言う考えに繋がる可能性がありますので、怒る事は避けるべきだと言えます。
猫は人間が思うよりも遥かに頭の良い生き物になります。例えば人間が開けているのを真似してドアを開ける事もできますし、珍しい例ではありますが人間と同じ様に人間用のトイレで用を足す猫もいます。
なので、ご飯の時間と何かを関連付ける事で催促が無くなる可能性があります。この場合は音楽などが有効になっていて、特定の音楽がなった時にご飯を出すようにすれば猫は次第にその音楽とご飯の時間を関連付けるようになります。
そうなれば猫の中ではこの音が聞こえた時にはご飯がもらえると言う認識になりますし、それは逆に言えばこの音が聞こえない時にはご飯が出てこないと言う考えになります。したがって猫は催促する事には意味が無いと考えるようになり、それがご飯の催促をやめさせるきっかけになります。
なおこの時に使用する音楽は何でも良いのですが、できれば普段から耳にする事の少ない音にした方が猫に誤解させないポイントになっています。
これは根本的なしつけとはやや離れた方法ではありますが、ご飯の催促をやめさせる為には非常に有効性の高い方法になっています。自動給餌機とは飼い主がセットした時間になれば自動で計量してご飯を出してくれる機械の事で、一般的に利用している方も大勢いらっしゃいます。
この自動給餌機があれば猫はそこからご飯が出てくると認識するようになりますので、飼い主に対して催促してくることは無くなります。なのでご飯の催促をやめさせると言う一点に注目すれば有効な手段だと言えます。
ただ、この自動給餌機はこまめに手入れをして清潔に保つ必要がありますし、猫が壊してしまう可能性も出てきます。また、飼い主がセットし忘れてしまうケースもありますので、利用する際には注意が必要になります。
また最近では音楽と組み合わせて給餌できるタイプの自動給餌機もありますので、その場合は上記の方法と組み合わせた効率的なしつけが可能になっています。