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人間でも「喉が渇いてからしか水を飲まない」「食事の時にしか水を飲まない」という人もいれば「喉が渇く前に予めちょこちょこ水を飲んで脱水症状を起こさないように気をつけている」「健康の為に1日2リットルは水を飲むようにしている」という人がいますよね。
人間は喉が渇いたという感覚や体調の悪さを判断して自分でコントロールする事が出来ますが、飼い猫は飼い主さんに頼って水を飲むしかありません。
飼い猫があまり水を飲んでくれないと、飼い主さんとしては心配になってしまいますし、健康の為にもしっかりと水を飲んでもらう事は大切です。どうして飲まなくなっているのか、また、どんなふうにすれば飲んでくれるようになるのかを幾つか挙げてみたいと思います。
目次
人間と同じように、飼い猫も体調が悪い時にはどうしても食欲が落ちてしまいます。
食欲のないときというのは食べたり飲んだりしたくありませんし、そういった気力もなくなってしまいますよね。
飼い猫が水をあまり飲んでいないな、と感じたら他にもどこか異変がないかどうかしっかりと気にしてみることが大切です。
例えばおしっこの回数や色、ウンチの状態などを観察してみて下さい。また、鼻水が出ていないか、歩き方はいつも通りかどうか、嘔吐などをしていないかという事も合わせてチェックしてみると良いでしょう。
いつもは楽しく遊んでいる遊びに全く関心を示さなかったり、大好きなキャットフードにも口をつけず残しているといった場合には発熱を起こしている事も考えられます。普段は抱っこを嫌がらないのに、抱っこを嫌がるようになっていたりそっと体に触れた時にその反応がいつもと違ったりするかも知れません。
対策としては出来るだけ早く動物病院へ行って診察してもらう事が最も有効であると言えるでしょう。
水を入れた容器にはあまり近付こうとしないのに、お風呂場の床に残った水や水道から直接流れてくる水には関心を持って飲もうとする、といった場合には容器に入れている水が新鮮でない事が、水を飲まない原因と考えられます。
猫というのはもともと狩りをする動物です。例え飼い猫であっても狩猟本能というものは体の中に残っていて、そういった動物というのは食事をする=キャットフードを食べる場所と、水を飲む場所というのを分けている事が多いです。
なぜなら食事の場所が近くにあると水が汚染される可能性があるからです。
その為、容器に入っている水が例え同じものであっても、キャットフードを置いている容器から少し離れた場所に水の容器を置き直すだけで水を飲んでくれる場合があります。
もちろん、新鮮な水であることが大前提ですから中の水は出来るだけ新しいものに換えてやって、その時には容器も一緒に洗う方が良いでしょう。
新鮮な水を好む猫には自動給水器を使うのもおすすめです。循環型であればいつでも新鮮で美味しい水を飲む事ができますので喜んで飲みに来るでしょう。
食欲も元気もあるけれど、なぜだか水は飲もうとしないといった場合には水を入れている容器が問題なのかもしれません。
猫というのはヒゲがセンサーになっていて、ヒゲにあたる水の容器を嫌がっているという事も考えられます。小さな容器に水を入れていたり、深い容器に入っている水は飲みづらさが原因となって口をつけたがらないのかも知れませんね。
そういった事が考えられる時にはまずは水を入れている容器を新しくする事をおすすめします。少し広く、浅めの容器に水を入れてみてください。また、あまり浅すぎてグッと首を下に下げないと飲めないようなものは嫌がる可能性がありますので、下に台を置くなどして陽気を設置する場所の高さも考慮すると良いですね。
水飲み場の環境が落ち着かない場所である事も水を飲まない原因のひとつとなりますので、落ち着いて水を飲める環境に移動するか、家の中で何箇所か新鮮な水を飲める場所を用意してやると尚良いでしょう。