犬の横隔膜ヘルニアの症状
犬の横隔膜ヘルニア(おうかくまくへるにあ)の症状としては、食欲不振、嘔吐、腹痛、呼吸困難などがあります。
これらは横隔膜に穴や裂け目がないばしょに穴ができてしまい、そこから臓器が飛び出してしまうことによって引き起こされます。
犬の横隔膜ヘルニアの原因
犬の横隔膜ヘルニアの原因としては、先天性のものと後天性のものに分けられます。先天性のものに関しては、生まれつき横隔膜に奇形が生じており、子犬の頃から横隔膜ヘルニアを発症していますが無症状であることもあるようです。
後天性のものに関しては、交通事故、落下、衝突など胸部に衝撃が加わる外傷が原因となります。活発である1歳未満の幼犬に多くなります。
割合としては、先天性よりも後天性のほうが多いようです。
犬の横隔膜ヘルニアの治療・予防
治療方法としては、外科手術により横隔膜の修復を行う必要があります。先天性の場合は、症状がわかり次第なるべく早く治療をしたほうがよいです。
また、目立った症状を発症していない場合は経過を観察する措置をとることもあります。