犬の臍ヘルニアの症状
臍(さい)ヘルニアとは、へその下の筋肉に穴があき、その穴から腸管が皮膚の下に出てくる病気です。
へそが膨らみ、「出べそ」のような状態になります。
また、嘔吐や腹痛、食欲不振などの症状が見られることもあります。
犬の臍ヘルニアの原因
臍ヘルニアはほとんどが先天的なものとなっています。
胎児のときに発育が遅れたことが原因だと言われています。
犬の臍ヘルニアの治療・予防
臍ヘルニアが小さい場合、生後半年の間に自然治癒することがあるため、生後半年までは経過観察を行うことがあります。
治癒しなかった場合は、外科手術が必要です。手術後に再発することはありません。
避妊手術等の開腹手術の際に、同時に臍ヘルニアの治療をすることもできます。
臍ヘルニアは先天性のものがほとんどのため、予防することはできません。症状が悪化する前に、動物病院を受診しましょう。