犬の腸炎(慢性腸炎)の症状
腸炎(慢性腸炎)(ちょうえん(まんせいちょうえん))とは、腸の粘膜が繰り返し炎症を起こす病気のことです。
下痢や嘔吐、血便、口臭、腹鳴、食欲低下、元気がないなどの症状が見られます。
重度になると、体重の減少や腹水などの症状も見られるようになります。
犬の腸炎(慢性腸炎)の原因
犬が腸炎(慢性腸炎)を引き起こす原因は、アレルギー、がん、感染症、寄生虫などが考えられます。
また、遺伝的な要因もあるといわれています。
犬の腸炎(慢性腸炎)の治療・予防
犬の腸炎(慢性腸炎)は、その原因によって治療方法が異なります。
アレルギーが原因の場合は低アレルギー療法食、腫瘍が原因の場合は外科手術を行います。
感染症や寄生虫が原因の場合は、抗生物質や駆虫剤を使用します。
また、粘膜の炎症を抑えるため、副腎皮質ステロイド薬を投与することもあります。
症状が重度になると命にかかわることがあります。
早期発見・早期治療ができるよう、定期的に健康診断を受けましょう。