犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)の症状

口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ)は、口腔内にできる悪性腫瘍で、がんの一種です。悪性黒色腫は、メラノーマとも呼ばれます。人と比較して発症率が高いといわれています。

口腔内の粘膜や舌に、黒色の腫瘍が確認できるようになります。リンパ節や肺など他の部位へ転移することもあります。

ステージ4と呼ばれる末期状態では、余命数ヶ月と診断されることもある深刻な病気です。

強い口臭が出る、口からの出血がある、よだれが多くなる、などの症状が見られます。

犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)の原因

悪性黒色腫は、色素(メラニン)を作る細胞が腫瘍化した病気ですが、発症の原因は明確には分かっていません。

犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)の治療・予防

腫瘍を除去するために、放射線や外科手術による治療が行われます。ただし腫瘍を発見したときには、他の部位に転移している可能性もあるため、完治が難しいこともあります。

末期の場合は、余命をできる限り長く過ごすために、症状を緩和する治療が行われます。

予防が難しく進行も早い病気のため、早期発見・早期治療を心がけることが必要です。定期的に口の中を見て、しこりや腫瘍がないかを確認する習慣を付けるようにしましょう。

犬の口腔・歯の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演