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犬の不正咬合(ふせいこうごう)とは、上下の歯が正常な位置についておらず、噛み合わせが悪くなってしまう病気です。
歯と歯の間に歯垢が溜まり歯周病を発症する、歯茎や舌、口蓋に歯があたり痛がる、食事が困難になるなどの症状が見られます。
犬の不正咬合には骨格性不正咬合と歯性不正咬合の2種類があります。
骨格性不正咬合は、上下のあごの長さや幅が不均衡であることが原因で引き起こされます。
歯性不正咬合は、歯が正常ではない位置に生えてきていることが原因で引き起こされます。
犬が不正咬合を引き起こす根本的な要因としては、遺伝的要因や乳歯遺残、また、怪我や外傷によって血液供給に偏りができ歯の成長に左右差が出てしまうことなどが考えられます。
骨格性不正咬合の場合、治療することはできません。
歯性不正咬合の場合は、抜歯や歯列矯正によって治療します。
永久歯が完全に生え揃ってからでは対処できないこともあるので、歯の生え変わり直後までに治療を行うようにしましょう。
歯の生え変わり時期は、念入りに口腔内をチェックし、異変にすぐ気づけるようにしましょう。