犬の気胸を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の気胸の症状

気胸(ききょう)は、何らかの要因により肺などから空気が漏れ、胸に不要な空気が溜まってしまう病気です。そのため、肺が十分に機能せず、呼吸に障害が生じます。

呼吸が浅く早くなる、胸に触れられるのを嫌がる、などの症状がみられます。舌が青紫色になるチアノーゼの症状が表れることもあります。胸に存在する空気が多量になり、ショックを起こす緊張性気胸は、命の危険もある病気です。

犬の気胸の原因

気胸の原因の一つに、胸を強打するなどの外傷があります。その場合は、交通事故や犬同士のケンカなど、日常生活の中で起きる行動が原因となります。

気管支炎や肺炎など、呼吸器系の疾患が原因になることもあります。何度も激しく咳き込むことで、肺が傷ついていきます。

犬の気胸の治療・予防

症状が軽度の場合は、数日間安静にすることで回復に向かいます。

重度の場合は、チューブなどを用いて不要な空気を抜きます。また肺や気管に大きな損傷がある場合は、損傷部位を修復するために開胸手術を行うこともあります。

外傷性の気胸は、普段の生活環境に気を付けることで予防ができます。愛犬が胸を強打することがないよう、生活環境を整理することが重要です。

犬の呼吸器の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演