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犬の短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうこうぐん)の症状としては、上部気道が閉塞した状態によって、ガーガーとガチョウのような特徴的な呼吸音や呼吸困難、発熱や興奮などが見られる。
重症化すると泡状の唾液を吐く、頻繁におならをする、食べ物を飲み込みにくそうにするなどがあります。また、体温が上がりやすいため熱中症になりやすいです。
犬の短頭種気道症候群の原因としては、外鼻孔の狭窄、扁桃腺の腫大、軟口蓋の過長、咽頭の虚脱などの呼吸器系の異常がいくつかが合わさることです。
また、症状が悪化する原因として、肥満、興奮、高温多湿があるため注意が必要です。
治療方法としては、原因となっている部分に対する早期の処置が必要です。軽度の場合は、酸素吸入や冷却などの処置を施します。一方、重度の場合は、原因となっている部分の切除や外科的矯正が必要になります。
先天的なものが原因であるため予防方法は存在しません。飼い犬が上記の症状を発症した場合は、早期に治療の決断をすることが大切だといえます。