犬の股関節脱臼を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の股関節脱臼の症状

犬の股間節脱臼(こかんせつだっきゅう)とは、股関節の骨盤と太ももの骨をつないでいる靭帯が切れて、太ももの骨が股関節からずれてしまっている状態のことです。

歩き方がおかしい、スキップしているように走るなどの症状が見られます。

犬の股関節脱臼の原因

犬の股関節脱臼は、足の付け根に大きな力が加わったときに発症します。

たとえば、高いところから落ちた時や交通事故などです。

また、生まれつき骨や靭帯が異常な構造をしているなど、遺伝的な原因もあります。

ホルモン分泌に障害が出ていることが原因となることもあります。

犬の股関節脱臼の治療・予防

症状が軽度の場合は、消炎剤などの投与と経過観察を行います。

また患部を温めるなどのレーザー治療を行うこともあります。

症状が重度で、何度も脱臼を繰り返す場合、外科手術によって骨を固定します。

予防方法としては、床にじゅうたんを敷くなどして、脚に負担をかけないような生活環境を整えることです。

また、症状が軽度だからといって放っておくと、他の脚に負担がかかり、健康な脚まで病気になってしまうことがあります。

歩き方などに異変が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

犬の骨・関節の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演