犬の偽妊娠(想像妊娠)の症状
犬の偽妊娠(想像妊娠)(ぎにんしん(そうぞうにんしん))とは、妊娠していないのにもかかわらず、妊娠時と同じようなホルモン分泌が起こり、妊娠しているかのような症状が生じることを言います。
症状は個体によっても異なります。
軽度の場合、飼い主が気づかないことも多いです。
重度になると、布などを一箇所に集めて巣作りをしたり、ぬいぐるみに授乳したりしようとします。
また身体的には、乳房が膨らむ、母乳が出る、食欲不振、腹部が膨らむなどの症状が見られます。
犬の偽妊娠(想像妊娠)の原因
犬の偽妊娠(想像妊娠)は発情後4~6週に見られることが多く、これはプロラクチンと呼ばれるホルモンが高濃度で分泌されることで起こります。
犬の偽妊娠(想像妊娠)の治療・予防
治療としては、プロラクチンの分泌を抑制するための内服薬を投与します。
何度も偽妊娠を繰り返す雌犬で、出産を望まない場合には、卵巣・子宮摘出手術を勧められることもあります。