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猫は本来単独で行動する自由な動物です。猫が何か悪さをした場合、しつけのために閉じ込めるのは良いことなのでしょうか?
結論から言えば、答えは「NO」です。
ではどうしてしつけのために閉じ込めるのは良くないのか、以下に述べていきたいと思います。
なぜ猫を閉じ込めてはいけないのか、精神面と身体面の両方につい述べていきたいと思います。
猫は本来とても自由な動物です。理由も分からず突然閉じ込められれば、それが大きなストレスとなります。
元々環境の変化に弱い動物でもあるので、閉じ込めることにより、食事を食べなくなったり、ストレスにより膀胱炎などの他の病気を併発する可能性もあります。
猫がいたずらをする度に閉じ込めることを繰り返していれば、猫は飼い主様に対して不信感を持つようになります。
それが度重なれば猫は飼い主様の姿を見るだけで閉じ込めらると思い、逃げ出すようになります。
一度失った信頼関係を取り戻すのは時間もかかり大変です。
猫は積極的に自分から水分をあまり取りたがりません。
ですので例えば長時間水分を取らずに閉じ込めておけば、脱水症状を引き起こす可能性があります。
まだ身体の小さい子猫は特に危険です。
人間と同じように脱水症状は命に関わります。特に暑い夏場などは注意が必要になります。
ここでは、しつけのために閉じ込めること以外に以外に飼い主様が猫にしてはいけないことを以下に述べていきます。
猫にはいたずらしている、悪いことをしているという自覚がないので、突然大きな声で叱られてもなぜ飼い主様が怒っているのか良くわかりません。
大きな声で叱られたという嫌な記憶だけが残ってしまい、それが元でストレスとなり食欲がなくなったり、元気に遊ばなくなってしまったりします。
猫には人間の言葉が分からないので、物や手で叩かれてもその痛みと恐怖しか残らず、人間不振となってしまいます。
特に物で叩けば怪我をする可能性もありますし、不信感から飼い主様が与えた食事を食べなくなってしまう可能性もあります。
猫は大切な家族の一員です。猫をしつける場合は、閉じ込めるのではなく何度も繰り返し言い聞かせるという粘り強さがとても大切となります。
猫との快適で楽しい暮らしのため、焦らず少しずつしつけをするよう心掛けましょう。