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パピヨンがかかりやすい病気やケガから、性格や体の特徴なども確認していきましょう。
パピヨンは、スペインが原産のトイ・スパニエルが祖先であるとされています。イタリアで繁殖し、15世紀以降はマリーアントワネットなどのヨーロッパ貴族に寵愛を受けるようになりました。マリーアントワネットは処刑直前までパピヨンと一緒にいたという記録があります。
また、当時のヨーロッパの貴族の肖像画や絵画にパピヨンの絵が登場することはとても多いことがわかります。
パピヨンといえば、蝶のように広がった耳が特徴的ですが。18世紀末までは垂れ耳が一般的でした。当時は耳よりも華やかな尻尾のほうが注目されていたようです。その後、18世紀末から19世紀にかけて、スピッツやチワワなどとの交配が増えていったために耳が立ち、体長が小さくなりました。
このようにして現在のパピヨンの姿になり、人気が高まっていきました。
パピヨンの大きさは、体高が20~28cm、体重4~4.5kgで、小型犬に分類されています。
パピヨンは、賢く状況判断ができるという特徴があります。固体によっては、とても活発でよく遊び、動き回ります。性格面では、友好的で飼い主などに触られることを好みます。
一方で、賢く甘えん坊であるがゆえに周囲に対してとても敏感です。救急車の音や雷などの音が聞こえると怖がり、狼のような遠吠えをすることもあります。
幼犬の時期に、甘やかしすぎずしっかりとしつけを行い、ドッグスポーツなどを一緒にたくさんすることで、強く落ち着いた成犬になるでしょう。
パピヨンを飼育する上で注意すべきことは、活発すぎるパピヨンが怪我をしないようにすることです。
パピヨンは活発な固体であると、家の中の短い直線の廊下でも猛ダッシュで駆け抜けることがあります。そういったパピヨンの対策として、フローリングの床などが滑らないようにじゅうたんをひいてあげるなどしましょう。
また、他の犬種にもいえることですが、規則正しく適量な食事を与えるようにしましょう。