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犬が暴れて手がつけられない!そんなときはどうしたらいいのか。という相談を受けますが、一口に暴れるといっても原因がそれぞれ違っていたりします。まずは犬がどんな理由で暴れているのかを突き止めましょう。今回は良く暴れるシチュエーション別に原因を探っていこうと思います。自分の犬に当てはめながら読んでみてくださいね
私がよく聞く暴れる原因1位がこれかもしれません。
帰宅したらゴミ箱はひっくり返され、ごみが散乱し、排泄が部屋の中でされていた!なんて話をよく聞きます。これの原因はなんでしょうか。まず考えられるのが分離不安という原因です。留守番による不安、飼い主さんという愛着のある対象と離れることの、耐え難い寂しさによるストレスから、精神的に不安定となり、混乱してそのような暴れる行動を取るようになるというものです。そんなに愛情をもってくれていたのかと喜ぶのもいいですが、やはり生活するうえで外出は欠かせないもの。外出するたびに犬が不安になってしまうのはよくないですよね。また、あまりに不安定な状態が続くと犬も重症な心の病に陥ることもあります。
対処法としては、飼い主さんが姿を見せなくなる時間を少しずつ延ばしていく、出かける準備をしたのに家にいるなどし、出かけるかどうかわからない状態にして、留守番に対する不安を軽減させてあげましょう。長い時間遊べるおもちゃや、ゲージが落ち着くようであれば留守の間はゲージに入れておくというのも有効な手になります。
ゲージに入れたとたん大暴れしてペットシーツが一瞬でぐちゃぐちゃに!または、ゲージから出したとたんに部屋中を縦横無尽に走り回りだして止められない!!そんな話もよく聞きます。まずはゲージに入れた場合に暴れる場合。
これはゲージ自体に慣れていない、もしくは運動不足などの場合があります。運動不足で動き足りないのに狭いゲージに入れられることに不満で暴れる。これでしたら対処法はずばりゲージに入れる前にいっぱい遊んであげることです。いっぱい遊んですっきりしていればゲージに入れてもおとなしくしてくれます。逆にいっぱい遊んだにも関わらずであれば、それはゲージに慣れていない、自分の居場所だと思っていないのかもしれません。まずはゲージに慣れさせてあげましょう。犬のお気に入りのおもちゃやゲージでおやつをあげるなどして自分の居場所だと認識してもらいましょう。
ゲージから出したとたんに暴れだすのは外に出た喜びが爆発している状態です。少しすれば落ち着くのであれば問題はないですが、いつまでたっても興奮状態のときはやはりストレスがたまっているのでいっぱい遊んであげて日々ストレスを取り除いて上げましょう。
犬に威嚇、低い声で歯をむいて敵意むき出しに怒る姿を自分に向けられたときショックですよね。いつもは愛らしい犬が怖く感じたりもします。不用意に近づいたり、手を出したら噛まれてしまうのかも・・・と考えてしまうこともありませんか?
私も初めて犬に威嚇されたときはショックでした。嫌われたのかなとも思っていましたが、しばらくしたらいつもの犬に戻ってたことがあります。私たち人間にも不機嫌になることもあるのだから、犬だってなることもありますよね!と終わらせる前になぜ犬が威嚇してくるのか考えてみましょう。理由と対処法をお伝えします。
犬の威嚇行動には大きく分けると3つに分かれると思います。
それが『恐怖』『興奮』『痛み』。それぞれの場合と対処法をみていきましょう。
まずは『恐怖』。
犬が恐怖を感じているとき、その恐怖を回避する為に威嚇することがあります。例えば爪切りなど。大好きな犬は少ないと思います。犬のつめは硬いですから切る瞬間に大きな音がしたり、振動が体に伝わったり…もう犬にとって爪切りは恐怖の対象でしかありません。それを回避したく威嚇をしているのです。対処法として一番いいのはお散歩などで削れていて爪きりの必要がない場合。それが難しいのであれば爪きりの行為を少しずつ慣れさせる。爪きりの道具を見ても逃げ出さないよう、つめきりを出しながらもおやつを上げるなど爪きりに対する恐怖心を取り除いてあげましょう。
次に『興奮』。
大好きなおもちゃで遊んでいて我を忘れている。そんなときにおもちゃを取り上げようとすると威嚇することがあります。これは対処法としては無理に取り上げようとするのは逆効果。別の何かで注意を引いて気がそれているうちに取り上げましょう。あまりに興奮するおもちゃなどはしばらく遊ばせないなども効果的ですね。
最後に『痛み』。
こちらはどこか痛い箇所を触れてしまったときに威嚇してくる場合です。まずはどこを痛めているのか、場合によっては病院で確認してもらいましょう。怪我ではなく、過去痛めて部分だから触られたくないと威嚇する場合もあります。その場合は体を撫でながら少しずつ触れて慣れていってもらうなどの対処法がお勧めだともいます。
どういったことで威嚇してくるのか、どういった対処法が有効なのかこちらをきちんと見極める必要があります。上手く対処できていれば、威嚇行動はへっていきますし、むしろ今まで以上に犬との信頼関係が築けるきっかけにもなります。しかし、間違った対処法をしてしまった場合、威嚇行動は止むことはありません。また『痛い』の場合の威嚇をしてくる場合は、怪我や病気の場合もあります。言葉で訴えられないからこその威嚇行動です。せっかくの犬からのサインを見逃さないよう適切な対処方法をとりましょう。