作成日: 更新日:
目次
心不全(しんふぜん)とは、何らかの原因によって心臓の機能が低下し、血液を送る役割を果たせなくなる状態を指します。心臓病(しんぞうびょう)とも呼ばれます。
心臓には、左心房、左心室、右心房、右心室という4つの部屋があります。これらのいずれかに異常が生じることで、心不全の状態が引き起こされます。
心臓は右心と左心に分かれています。右心で起こる心不全を「右心不全」、左心で起こる心不全を「左心不全」といいます。
ところで、心不全は特定の病気を指す言葉ではありません。心臓での血液が逆流する、心臓に穴が開くなど、症状ごとに個別の病名が付けられています。それらを総称して、心不全と呼びます。
症状としては、咳をする、舌が青紫色になるチアノーゼという症状が表れる、ゼーゼーとした呼吸をするなどがありますが、心不全の種類によっても症状が変わってきます。必要であれば、
心不全が引き起こされる代表的な病気が複数存在します。代表的な心臓病である僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)や拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)などが挙げられます。
具体的な病気ごとに治療方法が異なります。まずは動物病院で受診し、正確に診断してもらうことが必要です。その後治療を行ってもらいます。
また右心系の心不全の原因であるフィラリア症などは、予防接種をすることで高い確率で予防することが可能です。予防できそうな病気は、徹底して原因を取り除くようにしましょう。