犬の膣炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の膣炎の症状

犬の膣炎(ちつえん)とは、膣の内部が炎症を起こしている状態のことです。

膣の病気ですので、雌犬のみ発症します。

膣口の赤みや腫れ、外陰部を舐める、地面にこすり付ける、尿の回数が増える、粘着性のおりものがでるなどの症状が見られます。

犬の膣炎の原因

発情期前の膣炎は、ほとんどが先天的な生殖器の奇形によって引き起こされます。

先天的な生殖器の奇形には、異所性尿管、円形狭窄、帯状狭窄、膣腔狭窄などがあります。

発情期後は、ウイルス、細菌、腫瘍、交尾による傷などが原因で発症します。

犬の膣炎の治療・予防

生殖器の奇形が原因となっている場合には、外科手術を行います。

ウイルスや細菌が原因の場合には、抗生物質や抗菌薬の投与と膣の洗浄を行います。

ブルセラカニスという細菌が原因となっている場合には、子宮や卵巣を摘出しなければならないことがあります。

膣炎には明確な予防方法がありません。

雌犬が陰部を気にしているようなそぶりを見せたら、早めに動物病院を受診しましょう。

犬の生殖器の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演