犬の腎盂腎炎の症状
犬の腎盂腎炎(じんうじんえん)は、腎臓の中でも尿管との接続部である「腎盂」と呼ばれる部分が炎症を起こす病気です。
現れる症状としては、食欲の低下、体重減少、発熱、嘔吐、腹部や腰部の痛み、頻尿、尿が濁り、などがあります。
犬の腎盂腎炎の原因
犬が腎盂腎炎になる原因は、主に2通りあります。細菌に感染することと、先天的な腎臓の形成不全や尿管の詰まりの2つです。
腎盂腎炎は尿路感染症の一種とされており、尿路感染症を併発している場合がほとんどです。膀胱炎などにかかっていると、膀胱内の細菌が尿路を通じて移動し、腎盂で炎症を起こしたりもします。
犬の腎盂腎炎の治療・予防
治療方法としては、抗生物質の投薬による治療が主になります。また、ほかの疾患を併発しているようであれば、その治療も平行して行います。
尿検査、細菌培養検査、血液検査、超音波検査、X線検査などを行い原因菌を特定した上で、薬が効いたかどうかを定期的に確認しながら治療を進めていきます。
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