犬の口腔腫瘍の症状
犬の口腔腫瘍(こうくうしゅよう)とは、名前のとおり、口腔内に腫瘍ができる病気です。
口腔からの出血、口臭、開口障害や閉口障害などが見られます。
犬の口腔腫瘍の原因
口腔腫瘍の多くは、悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫などの悪性のものです。
線維腫性エプリス、骨形成性エプリス、棘細胞性エナメル上皮腫、エナメル上皮腫などといった良性のものもあります。
これら口腔腫瘍を引き起こす原因は、いまだに解明されていません。
犬の口腔腫瘍の治療・予防
悪性腫瘍の場合は、転移していることもあるため、外科手術で腫瘍部分を完全に摘出した後、放射線治療や化学療法を行います。
しかし、外科的摘出が困難な場合や高齢のために外科手術が行えないという場合もあります。
犬にとって最も良い治療方法を選択するために、獣医師とよく話し合う必要があります。
早期発見・早期治療が重要になってくる病気ですので、日ごろから口腔内の観察を行いましょう。
犬の口腔・歯の病気一覧