犬の低血糖症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の低血糖症の症状

低血糖症(ていけっとうしょう)とは、血液中の糖分であるグルコース(ブドウ糖)が減少し、細胞への栄養補充機能が低下する病気です。この病気にかかると、体が正常に動かなくなります。

具体的な症状としては、元気がなくなりぐったりする、運動をしなくなる、などが挙げられます。症状が悪化すると、痙攣(けいれん)や失明などを起こすこともあります。

犬の低血糖症の原因

低血糖症の原因は、主に子犬と成犬で異なります。

子犬の場合は、食事を与えるタイミングが空きすぎていることが挙げられます。まだ離乳していない子犬の場合や犬によっては、食事を6時間空けただけでも低血糖症の発症リスクがあることもあります。

成犬の場合は、空腹はもちろんのこと、運動のやりすぎも発症の原因になることがあります。また膵臓の疾患によって血糖値を下げるホルモンが分泌され、低血糖症を発症することもあります。

犬の低血糖症の治療・予防

治療方法としては、ブドウ糖を補給して血糖値を正常に戻します。意識がある場合は口から補給しますが、意識がない場合などは注射での投与を行うこともあります。その他の基礎疾患がある場合は、そちらの治療も行います。

予防としては、子犬の場合はこまめに食事をするようにしましょう。1回の食事量を減らして、回数を増やすという風に、食事量と回数に注意しましょう。

犬の血液の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演