犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の症状
アジソン病は、腎臓に付随している副腎という器官から分泌される副腎皮質ホルモンの量が不足する病気です。副腎皮質機能低下症(ふくじんひしつきのうていかしょう)とも呼ばれます。
症状としては、下痢、嘔吐、食欲低下、元気がなくなる、などが確認できます。症状が悪化すると、アジソンクリーゼ(急性副腎不全)と呼ばれる急性のショック状態の症状が表れます。
犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の原因
副腎皮質から分泌されるホルモンは、主に糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドの2種類あります。この片方、もしくは両方が不足するのがアジソン病です。
原因としては、副腎自体に腫瘍などの異常がある場合や、ステロイドの投薬を止めた場合に発症する場合などがあります。
犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の治療・予防
治療は、不足した糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドを補充するための、投薬治療が行われます。
一旦の治療が完了しても、薬は引き続き服用する必要があるため、獣医師の先生と相談の上、欠かさず飲ませるようにしましょう。
またアジソン病の予防方法はないため、早期発見・早期治療が重要となります。
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