犬の腸閉塞(イレウス)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の腸閉塞の症状

腸閉塞(ちょうへいそく)とは、腸に何かが詰まることによって、腸の消化機能が悪くなる病気です。イレウスとも呼ばれます。

腸閉塞になると、元気がなくなり、急に嘔吐や下痢を繰り返すようになります。症状が進行し、腸が徐々に閉塞するにつれて、激しい腹痛を起こし、お腹を丸めたりお腹を触られるのを極度に嫌がるようになります。

腸が完全に閉塞してしまうと腸の血行が悪化し腸管が壊死することで、命に関わることもあります。

犬の腸閉塞の原因

主な原因としては、おもちゃなどの異物を誤って飲み込んでしまうことです。すると、腸が詰まり腸閉塞につながります。

異物としては、ボールのようなおもちゃ、ティッシュ、石、ガムなど様々なものがあります。

他方で、腸に腫瘍ができることで腸が詰まり腸閉塞になることもあります。

犬の腸閉塞の治療・予防

腸閉塞によってショック症状や脱水症状が起きている場合には、その症状への治療を施します。その後必要に応じて、異物を取り除くための外科治療を行うことがあります。

口に異物を飲み込まないように、生活環境をキレイに保てるように意識しましょう。また、小さい頃から何でも口に入れないように、飼い主から躾をすることも重要です。

犬の消化器の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演