犬のマダニ症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

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犬のマダニ症の症状

犬のマダニ症(まだにしょう)は、あずき大ほどのマダニが血を吸うことで発症します。

マダニの付着部位が赤く膨れる程度であれば、軽度の痛みや痒みを伴う程度ですが、マダニが吸血するときに吐きだす唾液がアレルゲンとなると、強い痒みのアレルギー性皮膚炎をおこし、落ち着きなく掻き続ける様子が見られます。炎症が続いて細菌や真菌などの二次感染がおこりさらに痒みが強くなることはあります。

犬のマダニ症の原因

マダニ症の原因はマダニの寄生です。マダニが付着した周辺が赤く膨れ上がり湿疹のようになることもあります。また、マダニが吸血する時に吐き出す唾液がアレルゲンとなるとアレルギー性皮膚炎をおこします。

春から夏にかけては、成ダニが生息する草や木が生い茂った場所で散歩をしたり遊ぶことにより寄生します。秋は、外で寄生した目に見えないほどの幼ダニが、室内などの温かい環境で成ダニに成長して皮膚炎を起こすことがあります。

犬のマダニ症の治療・予防

マダニ症の治療方法としては、マダニを取り除くために駆除剤の塗布や抗生物質の投与することが効果的です。また基本的に、マダニは手ではなくピンセットでとります。マダニを手で無理にとると、口の部分が皮膚内に残ってしまうことがあるので、手で取らずに動物病院へ連れて行きましょう。また、寄生していたマダニをつぶすと別の病気を媒介するおそれがあるので、つぶさないように注意しましょう。

マダニ症の予防方法は、マダニが多く生存する、公園の芝生や道路沿いの植え込み、草木の多い場所へ頻繁に連れて行かないようにすることです。

犬の皮膚の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演