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流涙症(りゅうるいしょう)は、その病名の通り、目に涙があふれてしまう病気です。鼻涙管という機能に涙が詰まり、涙が鼻からうまく抜けません。
目やにが出ることによって、皮膚が腫れることもあります。炎症が表れてしまうこともあります。そうなると、目が気になった犬が該当箇所をこすって、症状を悪化させてしまうことがあります。
流涙症は、涙の量が急増することで涙があふれることが原因になる場合と、涙を流す機能に異常が原因となる場合があります。
まつ毛の伸びていく方向に異常がある場合、目に外傷が与えられ、その刺激を守るために涙が大量に出てしまうこともあります。
目に刺激が生じていることが原因の場合、その刺激の原因そのものを取り除きます。例えば、まつ毛の除去を行います。
鼻涙管が完全に塞がっている場合には、外科治療によって治療を行うこともあります。
流涙症の予防は難しいです。涙があふれている様子を見かけたらこまめに拭き取り、動物病院でも様子を診てもらうようにしましょう。流涙症は、即座に命に関わる病気となることは稀ですが、早期発見・早期治療によって症状の拡大を防ぐように意識しましょう。