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骨折(こっせつ)は、折れた部位によって症状が変わりますが、どの部位が折れても痛がるようになります。
外観に表れる変化としては、該当箇所が腫れあがる、触ると熱を持っているなどが挙げられます。足を引きずりながら歩く、該当箇所をなめるなど普段とは異なる動きをします。
階段の上や抱っこされている状況などの高いところから飛び降りたり、暴れたりすることで骨折することがあります。
また誤って飼い主に踏まれたりドアに挟まれたりして、足や尻尾などを骨折することもあります。
また散歩中の交通事故による骨折も多くなっています。
骨の異常は、骨折なのか脱臼なのか捻挫なのかの区別が付きづらいです。そのため、動物病院で正確な診断をしてもらいましょう。
治療としては、添木などを使い、骨折した部位を固定します。レントゲン検査などを経て必要があれば、外科治療を行うこともあります。手術では、ワイヤーなどを使って骨を直接固定します。
予防としては、骨折の危険性を下げる生活をすることが必要です。高いところから飛び降りないようにしつけをしたり、散歩中は車や自転車に気を付けるなどが大切です。また犬がいないことに気付かずに、犬の足や尻尾を踏んだりドアで挟んだりしないように、日頃から注意するようにしましょう。