犬の眼瞼内反症の症状
犬の眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)は、まぶたが内側に向かって曲がりこむ病気です。まつげや被毛が角膜や結膜を刺激し、角膜炎や結膜炎を引き起こし、涙や目ヤニが出ることが多くなります。また、これが慢性化してしまうとこれらの炎症が治りにくくなってしまいます。
刺激が長く続くと痛みや痒みが出て、目をこする様子が見られ、さらには、角膜に色素沈着や角膜潰瘍を起こしてしまうことがあります。
犬の眼瞼内反症の原因
主に先天性であることが多いです。そのほか、結膜炎や怪我、または何らかの病気で筋肉や神経が正常に動かなくなることで発症することがあります。
犬の眼瞼内反症の治療・予防
起こしている炎症の度合いなどにもよりますが、以下の3つが主な治療方法です。
・角膜炎や結膜炎に対する点眼薬などでの治療
・刺激のもととなるまつげの排除
・重度の内反に対する外科手術
先天性であることが多く、予防方法は今のところありません。
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